2023/10/13 14:33

サボテンの育て方

■ サボテン科 | Cactaceae
■ 学名:Cactaceae
■ 原産地:南アメリカ、北アメリカ
■ 耐寒性多冬草
■ 好光性種子(明るい場所で発芽する種子)
■ その他の名称:シャボテン、仙人掌、覇王樹など


■発芽適温:20〜25℃
■生育適温:15〜30℃
■耐寒暑温度:5〜30℃




サンプル画像1. ボトルにお水を入れる

使わなくなったペットボトルや瓶の内側と飲み口をよく洗い、ボトルの上部の方まできれいなお水を入れてください。
 
【POINT】
●350ml~500mlサイズのボトルがおすすめです。
●ミネラルウォーターは腐りやすいので、水道水をご使用ください。
●軟水・硬水どちらでも栽培できます。

 

サンプル画像2. キットをセットする

キットをボトルの蓋を回しつけるように、しっかりとボトルにセットします。フィルターをよく水で湿らせてください。
 
【POINT】
●フィルターを水でよく湿らすことで、たね蒔き後に発芽しやすくなります。
●紙や布などでボトルにカバーをしましょう。ペットボトル内を遮光することにより、藻の発生を抑えることもができます。

 

サンプル画像3. たねを蒔く

フフィルターの上にたねを4~5粒ほど蒔き、爪楊枝などを使って、たね同士が重ならないようにフィルターの中心から満面なく配置させます。
 
【POINT】
●たねやフィルターを傷つけないよう、やさしく作業しましょう。
●余ったたねは、たねが発芽しなかった時のリベンジ用として、クリップやテープなどでたね袋を閉じ冷蔵庫に入れて保管しておきます。

 

サンプル画像4. サンドで覆土(ふくど)する

エサボテンのたねは好光性種子なので、たねの上からうっすらサンドを入れてください。
サンドを入れ終えたら、水滴をポタポタとゆっくりとたらし、サンド全体をまんべんなく湿らせてください。
サンドが水滴で動いてしまわないよう、やさしい水滴で全体的に湿らせるのがポイントです。

 
【POINT】
●サンドはたねの乾燥を防ぐ効果がありますが、入れすぎるとたねが発芽しても芽が出てくるまで時間がかかるので入れすぎNGです。
●食品用のラップをキットにかぶせ、ラップを輪ゴムで固定し、中心に爪楊枝などで穴をあけておくと、発芽までの期間に砂が乾かず、保湿と保温がされて発芽率が高まることがあります。たねが1つでも発芽したら、ラップはすぐに取り除きます。夏季は熱がこもるので、ラップはつけずに育ててください。
●《好光性の植物》種まき後は、窓辺などの光が当たりやすい場所に置き、発芽まで様子を見てあげてください。

 

サンプル画像5. 発芽を促進させる

サボテンは好光性種子なので、明るい場所で発芽します。
発芽に適した光の波長の栽培ライトを使用することで、発芽が促進されます。

とくに栽培ライト「ルーチェ」は、サボテンの発芽・生育に適した光の波長なので、太陽光よりも発芽が促進され早く育ちます。

 

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サンプル画像6. 発芽する

サボテンは、約10~35日後に発芽し、小さなサボテンが顔をだします。
発芽したら日当たりの良い窓辺や栽培ライトで十分に光を当ててください。

 
【POINT】
●発芽したら、枯れてしまわないように、すぐに芽に栽培ライトなどで光を当て、冷暖房の風が直接当たらない場所、風通しの良い場所などに置いて育ててください。
●上手に発芽させるには、なるべく適温の環境で栽培し、キットとボトルをなるべく動かさないようにしてください。
発芽するまでに動かしてしまうと、たねが動いてしまった事によるストレスで発芽しない場合があります。
水替えは発芽後から行うようにしてください。 ●万が一、発芽しないときは余ったたねでリベンジしましょう◎

 
7. 間引きする場合

生長がとても遅い植物なので、芽が2~3個以上発芽した場合でも間引きの必要はございませんが、間引きする場合はサボテンからトゲが出るまで様子を見て、サボテンの生育が安定した頃に間引きを行ってください。間引き時期は、サボテンがある程度大きく育ち、サボテン同士がくっつきあい、形が変形する前に行ってください。 残す芽を傷つけないよう気を付けながら、余分な芽は引き抜くか、ハサミなどで芽を切ります。間引きの時、フィルター内にちぎれた根が残ってしまっても大丈夫です。
 
【POINT】
●複数の芽が同じくらいの大きさだった場合、フィルターの中心に近い場所の芽を残しておくと、成長してきた時にお世話がしやすいです。

 

サンプル画像8. 肥料と水をあげるタイミング

肥料は水を替えるタイミングで入れます。 葉が黄色く変化する時は肥料不足のサインであることがありますので、その時は肥料の分量を少し増やしてみてください。
反対に肥料が多すぎると、葉の色が黒に近い深緑色になりますので、その場合は肥料の量を減らしてください。

発芽後は1週間に1回を目安に、ボトルの中の水を入れ換えてください。
植物の生長とともに水の減りが早くなりますので、小まめに水を足してあげるのがコツです。
夏場など室内の気温が高く水が蒸発しやすい時期や、植物が生長し根がよく水を吸う時は、水枯れしないように肥料を溶かした水をつぎ足してください。
水をつぎ足した場合でも1週間に1回、全ての水を捨ててから水替えを行うようにしてください。

 
【POINT】
●夏場など室内の気温が高く水が蒸散しやすい時期や、植物が生長し根がよく水を吸う時は、水枯れしないようにまめにお水を入れ替えてください。
●水枯れは水分不足により植物が枯れてしまう現象で、ボトルの水が完全になくなると、植物は枯れてしまいます。また、根が水についていないと水分を吸えず、枯れてしまうのでご注意ください。
●水を入れ忘れてしまい元気がなくなった場合は、すぐに水を入れてください。その際、肥料は入れずに、水のみで様子を見ます。葉に元気が戻ってきたら、いつも通りの肥料を入れてください。

 

サンプル画像9. 日当たりの良い窓辺で育てる

植物は、光合成をすることで生長します。
とくに発芽直後に十分な光が必要ですが、お部屋の中で直射日光を当てるのは難しい場合は、栽培ライトをつかって育てることをおすすめします。

 
【POINT】
●直射日光が当たらない場所で育てると、光合成できずに枯れてしまいます。

 

サンプル画像10. SLOWな生長を楽しむ

大きくなるまで時間がかかりますが、そんなSLOWなところが植物の醍醐味でもあります。
毎日気にかけていると、ちょっとした変化がわかるようになり、上手に育てることができます。

 
【POINT】
●葉っぱの裏に害虫はいないか、ボトルの中が藻で覆われていないかなど、マメにチェックするのがコツです。

 
11. 植え替える

キットでの栽培が限界の大きさまで生長した時は
・硬質赤玉小粒 20%
・鹿沼土小粒 30%
・培養土 30%
・バーミキュライト 10%
・ゼオライト 10%
・川砂 10%
上記の割合の用土にフィルターからサボテンを切り離して植え替えることができます。

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